エアロビクスの真の魅力を14年の競技生活を終えた私が語ります

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こんにちは。プロサッカー選手の澤穂希選手の引退が報道され、いかに澤選手が伝説的なアスリートだったのか考えさせられている本日。

それに便乗するかのように私も14年間のエアロビック競技生活にピリオドを打ちました。(←比較しちゃう時点でおこがましさ全開笑)

先日こういった記事を書き、最後と決めた試合に出場してきました。

aikaearo.hatenablog.com

 全国大会に向けての最後の予選会ということもあり激戦の中6位入賞、

2月にある全国大会の切符を手にしました!

 

最後に楽しむ思い出づくりで出場したので(ハワイでバカンスしていたこともあり笑)特に狙っていたわけでもなく対策や練習不十分なのは承知でした。

それでもこのような結果を得られて驚きと嬉しさはありましたが、

やはり今までの総括的な経験や最後だったということを考えると悔しい結果でもあります。(超負けず嫌いなので、やるなら1位を獲りたいと思うのは自然なんです笑)

 

っということで次の全国大会、挽回して頑張ろうっ!….

と言いたいところですが、私はこの全国大会へ出場しないことを決めました。

つまり選手としてはこれで引退です。本当は去年、就職活動に専念するために一区切りつけていたのですが引っ張った末、ようやくここで一区切りつけました。

 

誰もが目指す全国大会。私の部門は特に最もレベルが高い上に出場枠が少ないという中で、貴重なチャンスを頂いたにも関わらず「出場しない」という決断をした理由には、私なりのエアロビクスとの向き合い方と通したい思いがありました。

エアロビクスとエアロビックの言葉の違い

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決断して見えてきた私が感じるエアロビクスの魅力についてまとめていきたいと思いますが、その前に踏まえておきたいことがこの言葉の違いについてです。

エアロビクスは1962年にアメリカでクーパー博士が軍のトレーニングのために生みだした運動処方です。基本的に有酸素運動のことを差しています。その後音楽に合わせて踊るエアロビクスダンスエクササイズとして普及した形が日本では「エアロビクス」と称されるようになりました。

1982年にはアメリカでその「エアロビクス」が競技となって発展した「エアロビック」の大会が主催されました。日本でも1984年から主催され、現在エアロビックは世界50か国以上で愛好されているスポーツです。

 

つまり競技の「エアロビック」の根源はフィットネスの「エアロビクス」です。

私の14年間のエアロビック選手活動の終わりは、

競技でなく、フィッネスのエアロビクスの魅力について考えた末の決断でした。

エアロビクスの魅力① 安全で効果的

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(腹筋を割るためにトレーニングしたのではなく、エアロやってたらこんな腹筋になりましたアピール)

何をするにも安全が伴わっていない限り、継続するのは困難です。エアロビクスは運動処方として開発されただけあって、科学的な根拠に基づいた安全なプログラムで公正されています(過度なプログラムも昔はあったらしいです)。

更に有酸素運動とストレッチ、筋コンディショニングを合わせているので心肺機能・筋力の向上に繋がり、健康な体になるためには効果的な運動プログラムです。

エアロビクスの魅力② 誰かと一緒にやれる

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ダイエットしようと思って三日坊主とかよくありますが、それを少しでも止める方法って誰かと一緒にやることだと思うんです。

基本的にエアロビクスはどこかのスタジオや部屋でインストラクターのリードに合わせて受講者が一斉に動くというスタイルです。みんなでやるから楽しい、頑張れるという誘因はとても大きいです。

私の競技人生は練習は基本1人でしたので、その分誰かと一緒に踊れる時間はとても幸せに感じていました。大会に出て、誰かに会うだけで嬉しかったです。

エアロビクスの魅力③ 明るい音楽に合わせて踊る楽しさ

ダンスは音楽ありきですが(個人的には無音で踊るのも好きです)、エアロビクスの楽しさも音楽なしには語れません。

昔はいかにもエアロビクス!のようなトランス系だったのですが、最近はハウス調でメロディも活かされてる音楽が多く、ドラマティックに楽しむことが出来ます。

基本ワークアウト用に作られているのでアップテンポで明るい感じです。音楽が気持ちに及ぼす影響って大きくて、明るい曲を聴いて落ち込むことってないように、気持ちをナチュラルまたはハイに持っていく効果があります。

さらにそれに合わせて体を動かすって最高にストレスフリーになれると思うんです。

エアロビクスの魅力④ どんな動きが来るのかわからないワクワク感

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エアロビクスインストラクターは振付を徐々に加えていき、変化させながら完成形にもっていきます。足を止めずに、動き続ける中で動きが変化し、追加されていきます。

この時に感じる「次はどんな動きが来るんだろう」「こう来たかー!」「やばい難しい~けどやってみよう」っというワクワク感がたまらないんです。

普通のダンスレッスンだとただ振り付けを覚えて、踊って終わりなんですが、エアロビクスはその過程も効果的で楽しく、変化を楽しめるんです。

エアロビクスの魅力⑤ 表現の自由

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エアロビクスは真っすぐな姿勢で行うダンスなので、他のダンスに比べれば身体の使い幅は劣ります。

しかし、上級者になるとその限られた身体の使い方でも、そこでいかに自分の表現を出していくかに美学を感じています。

カレーのルーに好きなスパイスや具材を入れていくように、

エアロビクスの基礎がある上に、どこに緩急をつけて、どこを長く感じてスピーディに動かしどう魅せていくのか。考えて考えてやってみて、自分なりの味を出していけることが楽しいです。

ここは少しマニアックな部分(笑)

 

そうそうエアロビクス好きで学生向けイベントも盛り上がっていましたね!

youtu.be

最後に思いを込めて

さて私はこれら5つの魅力を改めて考えて、競技者として区切りをつけようと思いました。 なぜなら競技者としてはもうこの魅力を体現できないと判断したからです。

あと少しの学生生活を大好きなエアロに捧げることに関しては全く問題なかったです。休まず頑張れると思います。

しかしその残りの貴重な時間を勝つためのエアロビックを追求していくことに捧げていく…

私はここに疑問を感じた時、自分の好きなエアロビクスは競技を続けることでは見いだせないと思いました。

 

有難いことに全国大会でお会い出来ることを楽しみにしてくださる方々も、たくさんいらっしゃいました。私も色んな方々とお会いしたかったです…学生最後の最後まで競技を続けて、全国大会に出て活躍してきました!の方が終わり方としては綺麗かもしれません。

しかし私は自分の決断を正しかったと証明していくことの方が大切だと思っています。エアロビクスへの関わり方は選手としてだけではないと思っています。

一生踊っていると思いますし、ながーーーい目でみて「エアロビクス界にイノベーションを起こす人になる」ためのこの決断を今後も証明しいきたいと思います。

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見納めの赤レオタード。強くなりたいと思い続けてたから、この色にしてもらいました。本当は去年、最後にと作ってもらったけど2回も着れたね。良かった(笑)

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どんな決断も背中を押してくださる先生方はじめ、たくさんの応援本当にありがとうございました。選手兼指導者として後輩も連れての最後の大会は最高に楽しかったです。

エアロビック関係者の皆様、またいつか復帰することがあったらその時は温かく迎えてやって下さい。その時もあいかワールド全開で踊ります♪

どこに行ってもたくさんの方々に支えられて、14年間本当に楽しくて幸せな競技生活でした。

ありがとうございました。

 

2015.12.17

鳥巣愛佳

 

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